
去年の2022年は簡単に延長できたんだけど...。
こんにちは、キベリンブログです。
確定申告は毎年3月15日までですが、期限に間に合わないこともありますよね。
今回は、「2023年に行う確定申告の期限を延長する方法」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 2023年の確定申告は期限延長できる?これまでの対応との違い【3通りの方法】
② 2023年の確定申告で、コロナの影響により期限延長するには【記入例あり】
③ まとめ:2023年の確定申告は、申請すれば期限を延長できる
退職やフリーランスの経験から、確定申告の経験を積んできました。
コロナ特例による期限延長の方法を、わかりやすく語っていきます。
① 2023年の確定申告は期限延長できる?これまでの対応との違い【3通りの方法】

① 2023年の確定申告は期限延長できる?これまでの対応との違い【3通りの方法】
2023年に行う確定申告(令和4年分の所得の申告)は、2月16日から3月15日までに行います。
でも、期限に間に合わない可能性もあったりしますよね。
直近の数年間は新型コロナウイルスの影響で、特別に期限延長の対応が取られてきました。
「今年は延長対応ってないの?」と疑問に思うはず。
そこで、これまでのコロナの影響による延長対応を踏まえながら、2023年の対応を見ていきましょう。
【2023年に行う確定申告(令和4年分の所得)の期限延長について】
❶ 一律の期限延長 : なし
❷ 「簡易な方法」による個別延長 : なし
❸ 「期限延長申請書」による個別延長 : あり
直近の数年間は、おもに上記の3つの延長対応が取られてきました。
順番に確認していきます。
❶ 一律の期限延長 : なし
2020年と2021年は新型コロナの影響が大きかったため、みんな一律で4月15日まで1ヶ月ほど期限を延長していました。
2023年の確定申告では、一律の期限延長はありません。
通常の期間どおり(2/16 ~ 3/15)の申告が求められています。
期限を延長したい場合は、個別延長の手続きが必要になってきます。
❷ 「簡易な方法」による個別延長 : なし
2022年の確定申告は「❶」の一律延長はなかったものの、「簡易な方法による個別延長」が可能でした。
2023年の確定申告では、簡易な方法での個別延長はありません。
ちなみに「簡易な方法」というのは、確定申告書またはe-Taxで「新型コロナウイルスによる申告・納付期限延長申請」と余白に一文を書くだけで延長できた方法です。
申請書や添付書類などは一切いらなかったので、その名のとおり本当に簡単な方法でした。
❸ 「期限延長申請書」による個別延長 : あり
・新型コロナの影響で期限内に申告できない場合は、申請書による個別延長が可能
(※「災害による申告、納付等の期限延長申請書」を提出)
・具体的な理由としては、「自身や税理士、経理担当者が感染」「外出自粛要請」「海外で入出国制限」など
・証明書類は必要なし(ただし税務署から問合せがある可能性あり)
・延長期限は「コロナの影響終了から2ヶ月以内まで」だが、納付期限は「確定申告書を提出した日」となる
・「確定申告」+「延長申請」+「納税」の3つを、セットで行うのが一般的
最後の3つ目ですが、2023年の確定申告の期限延長は、「申請書の提出による個別延長」で対応されます。
ポイントは上記のとおりですが、申請書の提出が求められる分だけ、ちょっと面倒になりますね。
申請書は正式には「災害による申告、納付等の期限延長申請書」と呼ばれています。(コロナが災害に含まれるという扱いですね)
具体的な書き方や申請方法などは、次のパートで紹介していきます。
② 2023年の確定申告で、コロナの影響により期限延長するには【記入例あり】

② 2023年の確定申告で、コロナの影響により期限延長するには【記入例あり】
前のパートで紹介したとおり、新型コロナウイルスの影響による2023年の確定申告の延長対応は、「申請書による個別延長」のみです。
申請書の具体的な書き方を含め、申請方法を見ていきましょう。
災害による申告、納付等の期限延長申請書

災害による申告、納付等の期限延長申請書
期限を延長したい理由がコロナの影響でも、「災害による申告、納付等の期限延長申請書」で申請します。
紙での申請だけでなく、e-Taxでの申請も可能です。
申請書の書き方と記入例

記入例
・自 ~ 至の日付 : コロナの影響を受けた日 ~ 影響がやんだ日(確定申告書の提出日)
※記入例では、「令和5年3月1日 ~ 令和5年4月10日」と記載
・被災状況の内容は、あなたのコロナの影響による事情に沿った理由を書けばOK
・個別延長したときの納付期限は、原則として申告書を提出した日となる
(「確定申告」+「延長申請」+「納税」の3つをセットで行うのが一般的)
書き方の記入例は、上記のとおりです。
シンプルなフォーマットなので、難しくないですよね。
注意点としては、期限は原則として「確定申告書の提出日になる」ということです。
この点は気をつけておきましょう。
申告書の提出と同時に、納税が必要になる
記入例にしたがって申請書が書けたら、管轄の税務署に提出します。
「期限延長申請書」と「確定申告書」は、同時に提出することが一般的です。
そうなると、「納税」もこのタイミングで行う必要があるんですよね。
要するに、納税の準備もしておかなければならないということです。
繰り返しですが、「確定申告」+「延長申請」+「納税」はセットになります。
納める税金が多額になる場合は、注意しておいてくださいね。
③ まとめ:2023年の確定申告は、申請すれば期限を延長できる

③ まとめ:2023年の確定申告は、申請すれば期限を延長できる
本記事では、「2023年に行う確定申告の期限を延長する方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【2023年に行う確定申告(令和4年分の所得)の期限延長について】
❶ 一律の期限延長 : なし
❷ 「簡易な方法」による個別延長 : なし
❸ 「期限延長申請書」による個別延長 : あり
【個別延長を申請するときのポイント】
・新型コロナの影響で期限内に申告できない場合は、申請書による個別延長が可能
(※「災害による申告、納付等の期限延長申請書」を提出)
・具体的な理由としては、「自身や税理士、経理担当者が感染」「外出自粛要請」「海外で入出国制限」など
・証明書類は必要なし(ただし税務署から問合せがある可能性あり)
・延長期限は「コロナの影響終了から2ヶ月以内まで」だが、納付期限は「確定申告書を提出した日」となる
・「確定申告」+「延長申請」+「納税」の3つを、セットで行うのが一般的
2023年の確定申告では、コロナの影響による期限延長が可能です。
ただし、2022年のときのような「簡易な方法」での個別延長はできなくなりました。
申請書の提出が必要ですが、証明書類などは不要だし、わりと簡単に作成できます。
通常の期限である3月15日に間に合わなければ、個別延長を申請してくださいね。
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